固定概念に阻まれる車~スプラッシュ試乗記~
スズキの輸入車スプラッシュに試乗しました。
実車を見るとAセグメントにしては大きく一世代前のBセグメント並のサイズになっています。
乗ってみると着座ポイントが高く見晴らしが良く運転しやすいと感じますが、気になったのがメーターです。取り付け高さが低く、速度を瞬間に認識する時に目線を下げただけでは判読できず頭を下げなければなりません。また、文字盤がホワイトで数字が透過になっているためにぼやけた感じで視認性はあまり良いと感じませんでした。
燃費計などのインフォメーションも文字が小さくて×
ダッシュボードは欧州車らしくシンプルで操作系が明確で使いやすいと思います。
ただ、このシンプルさが日本では受け入れられないようで、セールス曰く
「見に来られる方は多いのですが、シンプルすぎて『なんか殺風景だね』、『何も付いていないのにこの値段は高い』と言われます」と話していました。
「スイッチ類がいっぱい付いていないと安っぽい」という固定概念が そういう意見につながっているようです。
乗り心地は日本車らしい常に「ヒョコヒョコ」揺れている感じもなくしっかりとダンパーが路面の凹凸を吸収して欧州(ドイツ)テイストで好感が持てます。また、シートは疲れにくい硬さ・形状をしていると感じました(試乗だけでは判断は難しいですが)。
この足とシートが従来の日本車ユーザーには「硬い」と感じてしまうようです。
ここでも「柔らかい=乗り心地が良い」という固定概念が。。。
静粛性もこのクラスとしては高く不快に感じませんでした。
エンジンは低回転からトルクを出すタイプのようですが、日本専用に搭載したCVTが良さを殺してしまっているのが残念です。
アクセルを踏んでも車の動き出しが鈍く(滑る感覚)、加速を始めても実際の速度と自身の速度の感覚にずれが生じ、頻繁にメーターで確認しないと速度がつかめませんでした。速度(アクセル)のコントロールが非常に難しい。。。
CVTのルーズな走りに慣らされた日本ではこれが当たり前になっているのでしょう。
それにしても車は感覚で運転するものなのにメーターでしか判断が難しいメカニズムは問題だと思うのですが・・・ 欧州がCVTに見向きもしない理由が良く解ります。
後席は足元のスペースにも余裕があり2人乗るには十分な空間が確保してあります。
ここまで足元を広く取らなくてもその分を少しラッゲージスペースに回しても良かったのではないかと思います。
安全装備も走りも問題なく(CVTは×)、これで129万円(オーディオはオプション)は決して高くなくお買い得だと思いますよ。(セールスの方、宣伝しておきましたから~( ̄ー ̄)ニヤリ)
「興味は持って試乗はされるのですが、なかなか契約までは行かなくて・・・」(セールス談)
素性は良いのに日本車メーカーが長年刷り込んだ固定概念の壁に阻まれ、苦戦を強いられる不運なモデルなのでした。短期間で消えないことを祈るばかりです。
ある意味自業自得なのですが。。。
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コメント
スズキは大丈夫だと思います。
スイフトもSX4もいい車なんで、
スプラッシュは消えることはないと
思います。ま、月500台らしいので
街で見かけるのは先になりそうですけどね。
ま、ホンダ・フィットよりはマシでしょう。
我が愛車の旧型フィットを修理に出していた
ので代車に現行を乗りましたが、ため息ばかり
ついていました。
次はホンダはないなと改めて思った2日間でした。
投稿: ようたか | 2008年11月25日 (火) 22時14分